志望する業界が定まっている場合、初任給や平均年収、将来の収入の伸び方は、企業選びの判断材料の一つになります。この記事では、東海地方の新卒初任給データや公的機関の統計をもとに、スーパーマーケットで働く正社員の給料水準を、初任給・平均年収・年代別の推移に分けて解説します。
東海地方の新卒の初任給は?
県別で調査
まずは、新卒入社1年目の給与について確認します。リクルート「就職みらい研究所」が発表した地域別データによると、2023年の東海地方における大卒内定者の平均所定内給与額は以下の通りです。
- 東海地方全体 231,875円
- 愛知県 241,200円
- 岐阜県 241,200円
- 三重県 229,500円
- 静岡県 249,800円
初任給は業種や企業ごとに異なりますが、東海地方で就職する新卒の給与水準を考えるうえでは、一つの参考になります。また、近年の物価上昇に加えて、人手不足に対する人材確保策として初任給を引き上げる動きも広がっています。
参照元:[PDF] 大学生の地域間移動に関するレポート2025|就職みらい研究所(https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2025/03/chiiki_2025.pdf)
スーパーマーケットの社員の
平均年収
次に、手当や賞与(ボーナス)を含めた年収について確認します。一般的にスーパーマーケットの社員の年収は、基本給のほかに、役職や業務内容に応じた手当、業績や成果に連動した賞与で構成されています。
東海4県の平均年収は
321~388万円
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、東海4県における食品スーパーマーケット店員の平均年収は以下の通りでした。
- 愛知県 388万円
- 岐阜県 336.3万円
- 三重県 359.4万円
- 静岡県 321万円
同じ東海エリアの中でも平均年収には差があることがわかります。ただし、就職先を考える際には、年収だけでなく生活費とのバランスも重要になります。例えば、同じ年収でも、一人暮らしか実家暮らしか、通勤にどの程度の費用がかかるかによって、手元に残るお金は変わります。
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/57)
年収を押し上げる「手当」と「賞与」

一般的なスーパーマーケットでは、リーダーや店長などの責任あるポジションにつくことでベースの給与がアップします。さらに、管理職になると手当が支給され、同じ年齢でも上の役職になれば年収が高くなる傾向があります。ほかにも、企業によっては登録販売者や衛生管理者などの資格手当を設けている場合があり、経験年数が少なくても年収増加につながる要素になります。
店舗や個人の業績に連動して賞与を支給する企業もあり、年収を考える際には基本給だけでなく、賞与の有無や支給の考え方も確認しておきましょう。
年代別でどう上がる?
年代別の平均年収
スーパーマーケットでは、勤続年数を重ねる中で担当業務や役割が変わり、役職や手当が付くことで、年代とともに年収が上がる傾向があります。ここでは、厚生労働省のデータをもとに、スーパーマーケット店員の年代別平均年収を紹介します。
年齢・スキルとともに年収もアップ
- 20~24歳 303.98万円
- 25~29歳 350.64万円
- 30~34歳 372.32万円
- 35~39歳 398.56万円
- 40~44歳 409.29万円
- 45~49歳 412.22万円
上記データは、スーパーマーケット店員全体を対象にした統計で、雇用形態の異なる働き方も含まれています。この統計では、20代後半で350万円前後、30代後半で400万円前後となっており、年代が上がるにつれて平均年収も増加しています。
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/57)
スーパーマーケットの給与水準を考える際は、初任給だけでなく、地域ごとの平均年収や、その後の昇給の傾向まで含めて見ることが大切です。東海地方では、平均年収の目安はおおむね300万円台前半〜400万円前後に収まっています。
年収は勤続年数や役職、資格手当などによって変化し、年代が上がるにつれて平均年収も上昇する傾向があります。就職先を検討する際は、提示された給与額だけで判断するのではなく、住まい方による生活コストや、手当・賞与の有無、将来どのように収入が伸びていくかまで含めて見ていくと、自分に合った職場を選びやすくなります。



